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◆人工妊娠中絶手術◆

 

《 人工妊娠中絶術を希望される方へ 》         (R6.04.09)

●当クリニックでは母体保護法による人工妊娠中絶術を日帰り手術でお受けしております。妊娠週数は 原則として11週までです。妊娠12週以降はお受けできません。

 

●日程はご希望により土曜日の手術も可能です。もちろん平日も可能です。
(木曜日・祝日・日曜日は休診のため不可)手術開始は原則として午前です。事情のある方は相談に応じます。

 

同意書の提出が必要です。本人および配偶者(相手の方)が署名・押印された同意書、未成年の場合は親権者保護者の方の同意も必要となります。事情のある方は相談に応じます。


●手術にあたり以下の項目について検査をさせて頂きます。検査料金は別途お支払い願います。
① 貧血、② 炎症反応 ③ 血液型(Rh不適合妊娠の予防の為)…手術を決めた日
④ 細胞診、⑤ 膣分泌物検査(クラミジア、淋菌 等) …手術当日の手術直前


●手術方法は吸引法で行っております。令和4年10月以降はWHO推奨の

「手動真空吸引法(MVA法)」(子宮に優しく安全、痛み少なく楽)を主に施術しています。(妊娠9週以下)

MVA法に比べて安価な(約1万円減)従来の電動吸引法も希望により施術致します。


●費用は自費です。妊娠は病気とは認められませんので健康保険の対象外です。
規定の料金は「100,000円~ ( 衛生用品代、追加した治療代を含む) 」+ 「消費税」 です。
料金の内訳は 手術そのものの料金、静脈麻酔料金、使用する薬の料金、衛生用品代、内容物処置料、必要時追加した治療代(例:痛み止め注射、吐き気止め注射、等)、消費税です。
妊娠週数が増すに伴って処置も増えますし、条件によっては 料金も増額となります。
尚 規定料金の支払いは手術前に全額現金でお願い致します。

(カード決済不可、後日分割支払い不可)
 ※内容物は当クリニックで適正に処置しますが、持ち帰り希望の方は手術開始迄にお申し出ください。

 


 《 人工妊娠中絶術(妊娠12週未満)についての説明書 》(R5.02.17)     
Ⅰ.人工妊娠中絶術(初期=3ヶ月(11週6日)まで)
  ・手術の目的
   子宮内の妊娠内容物を機械的に取り除き、子宮を妊娠前の状態に戻す手術です。
  手術に要する時間は約5~10分ですが、時にはそれ以上かかることもあります。
  ・手術の特徴
   この手術は、「手探り」で行う手術で、深い知識と経験による慎重な操作が必要です。
  当クリニックでは、吸引法で手術を行います。WHO推奨の「手動真空吸引法(MVA法)」

 (子宮に優しく安全、痛み少なく楽)を主に施術しております。


Ⅱ.手術に伴う危険と対策
  1.出血・子宮収縮不良
    充分注意を払って手術を行っても子宮収縮不良のために出血が増えたり、少量の血液が子宮腔内に貯まることがあります。
    対策として必要時には子宮収縮剤を投与することがあります。
  2.頚管裂傷、子宮穿孔
    初めての妊娠の方、経膣分娩の経験のない方、以前の分娩時に子宮頚管(子宮の入り口)に傷のあった方、子宮頚部の手術(子宮円錐切除術、子宮頚管縫宿術など)を受けた方、子宮筋腫の為に子宮頚管の硬い方の一部には、頚管が硬くもろくなっていることがあり、手術で頚管に傷がつく(頸管裂傷)恐れがあります。対策として、子宮頚管をゆっくり軟らかく開大させる目的で手術の数時間前にラミセルという器具を頚管内に挿入することがあります。ラミセルは医学的判断にて必要な方にのみ挿入します。手術は「手探り」で行うため、子宮穿孔(子宮に穴があく)の危険性もごくわずかあります。子宮の手術既往(帝王切開術、子宮筋腫核出術 など)、子宮奇形(双角子宮など)、子宮筋炎などがあれば起こり易いと言われています。対策として、当クリニックでは、従来より吸引法で細心の注意を払って手術をします。
  3.遺残
    この手術は細心の注意をしていても、子宮内容のごく一部が取り除けないことがあります。
    胎児や胎盤の成分が出ていれば、子宮内膜(脱落膜)の一部が取り除けなくても心配いりませんが、出血などが長く続く場合には再手術を必要とすることもごく稀にあります。
  4.妊娠継続
    多胎や重複子宮(子宮が二つに分かれている)、子宮内外同時妊娠の場合などにまれに手術後妊娠が継続する場合があります。指示日の術後診察時にチェックはしますが、手術後2ヶ月経過しても、月経がこないか、あってもいつもより量が少ない場合は診察を受けてください。妊娠が続いていないかどうか確認します(次回月経は手術後おおよそ1ヶ月半~2ヶ月で来ることが多いです)
  5.感染症
    使用器具の滅菌、手術時の膣内消毒は充分いたしますが、手術後に子宮頚管がまだ閉じない時期に細菌感染を起こすことがあります。
    対策として、手術後抗生剤と子宮収縮剤を服用して頂きます。必ず指示通り服用し、指示のあった    日には必ず診察を受けてください。また、腹痛・発熱(38.0℃以上)などがあれば指示日に関係なく直ちに診察を受けてください。


Ⅲ. 静脈麻酔 (全身麻酔の範疇です。)
  当院では通常、静脈麻酔を行います。手術中は痛みはありません。麻酔方法は 先ず 腕(または手の甲)に点滴をして 点滴の管より麻酔薬を注入します。注入により麻酔が効き始め 次第に眠くなり 意識が遠のき その後全く無くなります。その時点 即ち痛みを全く感じない時点で手術を開始しますので御安心下さい。手術後 子宮の収縮で 生理痛様のお腹の痛みを感じることはあり得ます。もし痛みが強い場合は痛み止めの注射をして 痛みを和らげます。呼吸は自分でできますので 喉に管は入れません。
手術後は比較的早く(1~2時間で)目が覚めますが、約2~4時間は頭が重くボーッとした感じが残ることがありますので、スタッフが安全を確認するまで安静にしておいてください。

※ 麻酔には かかり方、覚め方に 結構個人差があります。ご了承ください。
「効かないのでは」「覚めないのでは」等 不安の方は 前もってお申し出ください。


Ⅳ.麻酔に伴う危険と対策
 麻酔中 一時的に呼吸が止まったり、心臓に異常が起きることが 極めて稀にあります。
 これらに対しては いつでも対策がとれるように、下記のことを行います。
① 麻酔中は 脈拍数と動脈血液酸素飽和度を連続してチェックするために パルスオキシ メーターという器械を指先に装着してモニターします。血圧も随時測定します。
② 特殊な針で点滴補液を行い、いつでも静脈注射で薬を投与できる体制(血管確保)を とります。

       
Ⅴ.後遺障害
  手術が順調に経過しても、その後の後遺症として不妊症、習慣性流産、出産時多量出血等の可能性が考えられます。しかし 頻度は皆無ではありませんが、非常に低いと考えて頂いて結構です。


Ⅵ.緊急事態の可能性
  上記の手術・麻酔に伴う危険の程度が強く、極めて事態が緊急を要する場合は最良の方法として、他の救急病院へ緊急搬送させて頂いて追加の治療をすることがあります。
  また、子宮内容の検査結果により手術後に追加の治療が必要な異常妊娠の場合もあ  ります。


◆上記のことを充分踏まえた上で 手術・麻酔をいたします。もし危険徴候があれば、可能な限り 対策をとりますが、時には手術を中止すること、他院へ紹介することがあります。


■ 妊娠をしたらお産をするのが「自然の流れ」です。この手術は 自然の流れを人工的に断ち切るものですので 不都合が起こる可能性(危険性)があり得ることを認識の上最終決定してください。


《 人工妊娠中絶手術に対する同意書 の見本》 

             〔R5-02-20改定〕

 




 

《 手術の注意事項 》 ・・・ 日帰り手術です       (R5.02.17)

 

1. 手術は令和   年   月   日(   )    時   分から開始予定です。
  開始30分前(    時    分)までには御来院ください。
2. 当日の飲食は 午前0時以降は食事を 午前6時30分以降は水分を一切摂らないでください。
(ただし エネルギー補給として AM 6:30までに スポーツドリンク等200~300ml 飲んでお越しください。)
麻酔・手術時は空腹にしておかないと危険です。もし摂られた場合は、手術を延期させて頂くことがあります。
3. 次のものをご持参ください。① 同意書(署名・捺印)  ② この用紙  ③個人的に必要なもの
(例:使用すべき使用中の薬(喘息薬を含む)等、眼鏡ケース、コンタクトレンズケース、
化粧用品 (化粧品、化粧落とし)、カーディガン、ソックス等(寒いときのみ)、その他)
 ● 衛生用品 等(以下のもの) は当院で用意致します。
① 生理ショーツ1枚 ② ナプキン(夜用) 3~4 個 ③ 前開きのガウン ④ キャップ ⑤ 髪どめ用ゴム
4. 手術時は、身につけているもの(例えば 入れ歯(外せるもの)、コンタクトレンズ、指輪、ピアス、ブレスレット、ネックレス、マニキュア、つけ爪、等)は外して頂きます。麻酔中に顔色が判るように化粧も落として頂きます。(保管ケース、メイク道具が必要の方はご持参ください。)
5. 手術は日帰り手術です。手術時間は約5~10分ですが、手術後3~4時間は病室で経過を観させて頂き、診察で経過がよければ帰宅して頂きます。付き添いの方の入室はご遠慮ください。(安静保持の為)退院は      時頃の見込みです。
車を運転しての帰宅は、麻酔の関係上危険ですので、絶対にしないでください。
責任を持って連れて帰って頂ける人に迎えを頼んでください。無理ならタクシーをご利用ください。
6. 料金は 手術:         円(~  /  )+ 検査:        円(消費税込)です。
手術の前に全額現金でお支払い願います(カード、分割は不可)。必要以上の現金・貴重品等はお持ちにならないでください。内訳はパンフレット《人工妊娠中絶術を希望される方へ》の費用の項目を参照ください。
7. 手術後の注意
 ① 下腹部痛が強い時、出血が生理(月経)の時よりも多い時、熱(38.0℃以上)のある時
は連絡してください。場合によっては 来院して頂くことがあります。
 ②術後の診察は 手術日から1~3日後( 月  日( ))と8~10日後( 月 日( ))の
2回 必ずお受けください。(炎症、出血、子宮収縮などの異常の有無を確認します。)
③ 手術当日は安静にしておいてください。(手術後は 頭痛、頭重、めまい、肩こり、下腹のはり、気分の不安定(いらいら)などの症状が出やすいため。)
飲食は、手術4~5時間後 気分が悪くなければ、構いません。
(感染予防の抗生(菌)剤と子宮収縮剤)は必ずお飲みください。(1日3回毎食後 1~3日間)
シャワー・掛け湯は 上記①がなければ 翌日より構いません。入浴は次回の診察で“経過順調”との診断を受けてからにしてください。
⑦ 軽労働(家事及び軽作業を含む)は、手術翌日朝目覚めた時、頭、体ともにシャキッとしていれば無理をしなければ先ず大丈夫です。元の生活(重労働を含む)に戻るのは、次回の診察で“経過順調”との診断を受けてからにして頂いた方が無難です。
⑧ 手術後子宮からの出血は7~10日続くことがあります。少量であれば心配はいりませんが     出血が生理(月経)より多い量の場合や、手術後10日間以上続く場合はご連絡ください。
性行為は手術後2週間以上が経過し、出血がなくなってからにして頂いた方が無難です。
次の生理(月経)は手術後1ケ月半~2ケ月位から始まることが多いですが、次回月経までに排卵があれば妊娠する可能性がありますので 十分注意してください。2~3ヶ月経っても生理が来ないか  あってもいつもより出血が少ない場合には 必ず来院して診察を受けてください。
8. しばらく妊娠を希望されない方には、適した避妊法のご相談に応じます。


       令和   年   月   日      井上産婦人科クリニック



<手術の流れ((T±0分) 手術開始の場合の一例)>

        〔R.1-05-21改定〕


≪手術の主な流れ(○T±0 分 手術開始の一例)≫       (R.01.05.21)
●当日 AM 0:00 以降 絶食
    AM 6:30以降 絶飲 

    (AM 6:30までに スポーツドリンク等200~300ml 飲んでお越しください)
○T-30分 受付  同意書提出、料金支払い、
         体温測定、 トイレにて排尿
○T-15分 部屋へ 着替え 貴重品等は鍵付きロッカーへ 携帯電話の電源はoffに
         手術台(内診台)へ. 点滴確保(腕に点滴)し、静脈麻酔薬を注入
○T±0 分 手術開始(意識が次第に遠のきなくなり、痛みを感じなくなっているのを

          確認してから開始)
       ↓(手術時間:5~10分程度)            
     手術終了
       下着を着せてもらって病室のベッドへ移送
     ベッド上安静 (目覚めてある程度シャキッとするまで 約3~4時間)
     気分不良、嘔気、嘔吐、腹痛強ければ、薬を使用する等適宜対応致します
○T+2.0時間 トイレ歩行  (フラツキの有無等を確認)
     目覚めて状態がよければ、トイレまで歩いて行き排尿

       (スタッフが付き添います)
○T+2.1時間 術後診察(内診、超音波検査)
        子宮の状態、覚醒状態よければ、着替え等 退院の準備
○T+2.3時間 退院時諸注意 試しにお茶等を飲んでみて問題なければ 飲み薬服用
○T+2.5時間 退院(お迎えorタクシー)
     ※ 帰宅 ・安静に出来る体制をお取りください。
          仕事とか人と会う約束は控えておいた方が無難です。
         ・手術後は、頭痛、頭重、めまい、肩こり、下腹のはり、 

          気分の不安定(いらいら)などの症状が出やすいので 

          無理をしないこと。
         ・飲食は気分不良なければ可。
         ・飲み薬(2種類)を指示通りに飲んでください。
● 術後1日目
・朝 目覚めた時、頭・体ともにシャキッとしていれば軽作業は可。無理をしなければ普段の仕事等なら先ず大丈夫と考えますが、自分で常識的に判断して頂きたい。(自己責任)
 ・シャワー・掛け湯は 出血少量 かつ下腹部痛と発熱が無ければ 可です。   
● 術後1~3日目 術後1回目診察
・診察にて“順調に経過中”なら 日常生活は性行為以外 元に戻ってください。
   入浴可能です。
● 術後約8~10日目  術後2回目診察
・診察にて経過順調なら 手術に関しては仮卒業。全く元の生活に戻ってください。
スポーツ可能です。重労働も可。
次回月経(生理)が自然にくれば本卒業。


2016年07月31日

◆岡山大学病院周産期オープンシステム◆

大学病院でお産が出来ます!


《周産期オープンシステムとは》

 お産は陣痛がはじまると刻一刻とお母さんと赤ちゃんの状態が変化するため、一定のリスクが伴います。
特にお母さんが何らかの合併症をもっている時には、その危険性が増加します。このため厚生労働省が現在展開している「健やか親子21」という運動でも、妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保のために高次の病院のオープン化に取り組むことを掲げています。
 岡山大学医学部・歯学部附属病院ではこの趣旨に基づき、より安全なお産を提供するために産科病棟の一部をオープンベッドとし、近くの病院・診療所で妊婦健診をうけていた皆さんに、分娩は産科、小児科、新生児集中治療室(NIUC)、小児外科、小児神経科、麻酔科などの設備、スタッフの充実した大学病院で行なっていただくことにより、より安全にお産をしていただくことを目指しています。これが周産期オープンシステムです。

《周産期オープンシステムの実際》

●妊娠20週頃までに一度、かかりつけの病院・医院の紹介状をもって大学病院の産婦人科を受診してください。最初の受診の際は、月・水・木・金の9時から12時の間にお越しください。診察をうけ、分娩予約をしていただいたあと、助産師や担当職員が必要事項を説明し、分娩案内をします。
●妊娠中の検査結果は、紹介元の先生に紹介状に記載していただくため、同じ検査を繰り返すことはありません。
●一度、大学病院を受診したあとは紹介元の病院・産婦人科医院で健診を受けてください。
●妊娠36週以降は、大学病院で健診していただきます。
●妊娠中に妊娠高血圧症候群、糖尿病、前期破水、胎児発育遅延などの合併症がおこってきた場合は、紹介先の先生と相談し、大学病院での管理に移ります。
●分娩予約をされた妊婦さんが、妊娠中何か問題がおこった場合に紹介元の先生が何らかの理由で都合の悪い場合は、いつでも大学病院を受診できます。
●大学病院で行っている母親学級、両親学級などに自由に参加できます。
●紹介元の先生に分娩に立ち会ってもらうかどうかをよく相談しておいてください。紹介元の先生が分娩に立ち会われる場合は、あなたが入院されたときに連絡をしますので、分娩や帝王切開に立ち会ってもらうことができます。紹介元の先生が診察中などで都合の悪い場合は、大学のスタッフが責任をもって分娩のお世話をします。
●産後の一ヶ月健診は、大学病院でも紹介元の先生のどちらでも受けられます。


《周産期オープンシステムにより患者さんが得るメリット》

●現在診察していただいている先生に分娩に立ち会ってもらうことができます。
●妊婦健診は近くの病院・産婦人科医院で手軽にうけることができます。
●設備やスタッフの揃った大学病院で分娩することにより、分娩時に何か起こった時も、多くのスタッフや関係する科の先生がいるので安心です。
●妊娠中も産後も何か起こった場合、紹介元の先生、大学病院のどちらでも受診できるので安心です。

第24回岡山県母性衛生学会シンポジウム「どうする?岡山のお産」

第24回岡山県母性衛生学会抄録('07-12-08)

(井上産婦人科クリニック 井上 隆)

【当クリニックの概要】

分娩施設を持たない所謂「ビル開業」の診療所。場所は岡山市の中心街で 大学病院からは北へ1.4kmと比較的近い。医師は一人で「産婦人科・内科」を標榜。スタッフに助産師はいない。

 

【当クリニックの妊産婦の概要】

分娩希望の妊婦は全員 紹介先の分娩施設での出産となる。妊婦健診者には妊娠初期より「どういうお産を どういう施設でしたいか?」を考えてもらい パンフレットを渡して 情報提供・説明をし 施設決定をしてもらう。決定要素はスタッフ・設備の充実度、費用、距離、口コミ 等々である。迷う妊婦には施設案内・下見をさせて頂き決定する場合もある。(この場合案内者の対応が大きく影響する。)施設が決定すれば 施設の方針に従い 情報提供書(紹介状)を持参で受診する。 岡山大学附属病院の周産期オープンシステムの場合は 妊娠20週までに1回受診、その後は当クリニックで妊婦健診、妊娠10ヶ月以降は大学病院で健診 そしてお産となる。 当クリニックでは 「全例分娩時立ち会い 産後入院中に2~3回は 診察に出向く。」ことを目標にしている。 産後健診も希望者には行っている。

 

【分娩紹介先】

 平成18年4月1日より平成19年11月30日までの妊婦健診者は86名であった。(健診中の妊婦は分娩施設に紹介済の者のみを対象とした。) 地域別紹介先は岡山市内:49例(57%)、岡山市外:10例(11.6%)、岡山県外:25例(29.1%)、不明:2例(2.3%)であった。 岡山市内の紹介分娩施設の内訳は 岡山大学病院:13例(26.5%)、総合病院:9例(18.4%)、中堅病院:15例(30.6%)、医院:13例(26.5%)、助産所:0例(0%)であった。

 

【オープンシステム利用者】

 ・内訳は分娩終了者が9名 妊婦検診中が4名 年齢分布は23~40才、初経産別では 初産8名 経産5名であった。  ・分娩終了者の9名の分娩様式は正常分娩6例 予定帝王切開術3例であり 帝王切開術は3例とも執刀させて頂いた。  ・立会いは9例中8例であった。1例は連絡方法の不手際で 残念ながら立ち会えなかった。昼の分娩の1例は当クリニックの診察を中止して立ち会った。・時間帯は予定帝王切開術の3例を除くと 6例中4例が深夜帯であり、朝1例、昼1例であった。  ・立ち会った症例は すべて絶妙のタイミングでスタッフから連絡を頂いたお蔭で 分娩までの待ち時間もわずかで 誠にスムースだった。

【利用者の評価】

 ・2つの病院の「いいとこ取り」をさせてもらった気がする。いろいろな意味で安心でした。よく知っている井上先生がいてくださるか、そうでないかは気持ちが全然違う。(M.A様のコメント)・待ち時間が少ない。(アンケートより)・親切な対応。(アンケートより)・個別の対応をしてもらえる。(アンケートより)・健診の時間や日にちの融通がきく。(アンケートより)・母親学級がない。(アンケートより)

 

【オープンシステムのメリット・デメリット】

●メリット ・リスクの軽減‥‥ハイリスク妊婦,急患の受け入れ先の確保・妊婦検診受診者数の増加‥‥経営の安定・生涯研修の一助になる。

◆デメリット ・特になし。(外来診察中に分娩,手術となった時の対応に悩む程度。)

 

【終わりに】

・周産期オープンシステムを紹介・説明することにより 妊婦はシステムに興味を示し、大学病院の「敷居が高い」「モルモットにされる」というイメージは払拭されていった。システムを啓蒙していけば利用妊婦は増えると思われる。

・周産期オープンシステムは 分娩施設を持たない産婦人科診療所の当クリニックにとっては 「安全・安心」な理想的なシステムである。

・周産期オープンシステムがよりよく機能する為には 患者・行政・医療従事者の3者が お互い敵対関係で無く 「共存共栄」の意識を持って具体的に行動することが必須である と考える。

2016年07月31日

◆テレビ出演、新聞記事での院長◆

テレビで紹介されました。

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瀬戸内海放送(KSB)〔平成21年8月3日(月)放映〕
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KSBスーパーJチャンネル  きょうの特集 
   「産科医不足で変わるお産の形」

放送日時:2009年8月3日(月)18:30-18:40

企画意図:
現代お産をとりまく状況は一昔前に比べ様変わりしている。
  産科医不足が進み、分娩施設は減少の一途を辿る。
  岡山も例外ではない。
  危機的な状況と、改善のために始まっている取組みを妊婦として当事者のアナウンサーが等身大の姿で伝えていきたい。
  テーマの1つとして岡山大学が3年前から全国でいち早く取り組んでいる周産期オープンシステムを取り上げたい。
  産科医不足の受け皿としてだけでなく、大学病院、クリニック、妊婦、3者にとってそれぞれのメリットが生まれている。

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岡山放送(OHK)〔平成20年11月1日(土)放映〕
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OHK岡山放送 
県政広報テレビ番組

「赤ちゃんこんにちは!
~安心して子どもを産み育てるために~」

放送日時:本放送・・・2008年11月1日(土)16:45-17:00
     再放送・・・2008年11月9日(日) 6:45- 7:00

企画書より

コンセプト
「安心して子どもを産み育てる環境が整っていることをわかりやすく伝える」

基本構成
 番組のイメージを柔らかく見やすくするために、新生児室の男女の赤ちゃんが会話をしているようなシーンを設け、赤ちゃんの可愛い表情にコミカルな会話のナレーションを組み合わせて、あたかも自分たちが生まれてきた過程について話し合っているかのように展開させていきます。

 その中で、不妊・不育の問題から、産科医不足への対応、母子の救命体制、検診の公費負担等々子どもを産み育てるための環境が整っていることをわかりやすく紹介していきます。

 中でも「周産期医療ネットワーク」や「周産期医療施設オープン病院化」に重点を置き、母子ともに安心して任せられるシステムであることを訴求いたします。

 また、出産直後の母子・父子等の対面シーンや生活シーンも可能な限り挿入し、赤ちゃんがもたらす幸せな時を視覚的に訴えていきます。

   OHKエンタープライズ 製作部 M.H

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山陽放送(RSK)〔平成20年6月25日(水)放映〕
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RSK山陽放送
イブニングニュース

「特集・医師不足・産婦人科医の苦悩」

放送日時:2008年(平成20年)6月25日(水)午後5時50分~


取材依頼

この度、RSKの夕方のイブニングニュースの特集で「シリーズ・医師不足」を企画し、放送することとなりました。企画の内容は、「遠隔地で医師募集」「お産事情」の2つを今のところ、予定しております。今回はこの2つに焦点を当てることになりますが、今後も医師不足の問題については、シリーズで展開できればと考えており、今回の企画は、その初回になるものと考えています。
「お産事情」については、岡山市など都市部は自分の街で「お産」ができるだけでもまだ恵まれているのかもしれませんが、井原市や周辺部では、自分の街で子どもが産めないというのが実情となっています。倉敷の総合病院などでは、周辺部の町から、妊婦の方が集中するため、1人の医師が、年間数百件もの分娩を担当していると聞きます。どうして、これ程までに産科医は減ったのでしょうか?その背景には、井上先生も新聞などで指摘されているように、一人の医師にかかる体力的な負担、精神的な重圧があると思います。井上先生には、産科の医師が抱えている悩みや苦労などを聞かせて頂きたいと思っています。また、今なぜ、クリニックでは分娩していないのか?また妊婦さんとどのように接していらっしゃるのか?などを取材したいと思っています。
厚生労働省は、先日、不足している医師を増やすとの方針を打ち出しましたが、産科医の場合は?どうしたら、医師を増やすことができるのでしょうか?先生が思われる今後の課題とはどんなものでしょうか?
ニュースでの6分程の特集は短いとのご指摘を受け、それは先生のおっしゃっている意味は十分に理解させて頂いています。勝手な言い分をお許しください。
当然のことですが、取材において、妊婦さんら来院される方のプライバシーは十分に配慮致します。

希望する取材内容:診察風景、井上先生のインタビュー、かつての分娩記録の接写など

    RSK 報道製作局 報道部 H.Y

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岡山放送(OHK)〔平成18年9月16日(土)放映〕
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●OHKスーパーニュース
  平成18年9月8日(金)午後6:00~6:40

●特報 ズバッ
「現代お産事情」
~産科医不足に新システム~

【本放送】平成18年9月16日(土)午後6:30~7:00

制作:岡山放送

社会に起こっている様々な出来事を取り上げ、多角的に取材する「特報 ズバッ」。今回は、深刻な医師不足が叫ばれている産婦人科を取り上げます。
岡山県下では、井原市民病院の産婦人科が8月21日をもって休止となりました。これにより、市内で分娩ができる病院がない市は県下で5市となり、中国地方では最も多くなっています。産婦人科の休止は、井原市だけに起こった問題ではなく、現状では今後、このような病院が増えていく可能性は否めません。
安心して子どもを産める施設が地域から消え、産婦人科医不足が深刻な社会問題になっている中、身近で赤ちゃんを産める環境の整備、安心して赤ちゃんを産んでもらうために努力する医師たちの姿を通して、スタジオでの解説も含め、産婦人科を取り巻く現状と課題に迫ります。
(企画書より)



★NHK TV討論会に院長出演〔平成19年10月26日(金)放映〕

●ふるさと発スペシャル
「ちゅうごく再生プロジェクト 第3回 私たちのいのち どう守る」
~加速する医師不足の中で~

【本放送】10月26日(金)午後7:30~8:43<中国地方向け>
【再放送】10月27日(土)午前10:05~11:18<中国地方向け>

制作:NHK広島・岡山・山口放送局

社会の格差が広がる中で、暮らしをどう守るのかを考えるシリーズ。3回目のテーマは、地方の医師不足です。

NHKが中国地方で実施したアンケートでは、65%もの人から医師不足を実感するという回答がありました。また医師不足の解決策として、「地方に勤務する医師の待遇を良くする」「国が医師を地方に強制的に配置する」といった意見も寄せられました。

どうすれば医療の格差を解消できるのか。番組では医師や住民、行政担当者をスタジオに招き徹底討論します。


新聞記事の中で当クリニックが紹介されました。

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山陽新聞 〔平成20年3月18日(火)掲載〕
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「きしむお産」
2.綱渡り  離れる医師 増す重圧

「肉体的にも精神的にも限界だった。開業は自分の体を守るためだったんです」
 岡山市幸町にある五階建てビルの一角。こぢんまりした診察室で、井上産婦人科クリニックの院長井上隆さん(56)は、勤務時代に書き留めていた分娩記録のファイルを繰った。
2000年に個人で開業。その際、「分娩」は扱わないことにした。婦人科系治療と健診に専念。そう決断した理由は、勤務医時代の過酷さにあった。
「あのままだったら疲れ果てて、妊婦や胎児の異常も見落としていただろう」

岡山大医学部を1978年に卒業。当時はまだ妊婦や新生児の死亡が決して珍しくなかった。小さな命を救いたい一心で選んだ道だったが、いつしか歯車が狂い始めた。
「先生、緊急です」
 常勤が一人しかいない病院の勤務医時代、夜間や休日の呼び出しが20回を越える月はざら。車を運転中、信号待ちの間に居眠りし、クラクションで何度も目が覚めた。
 追い打ちを掛けたのが、妊婦や家族と医師との関係の変化だ。
 「『分娩は安全』という考えが一人歩きしているせいか、早産など異常があると激しく責められるようになった」と井上さん。「二度と来るか」と吐き捨てられたり、出産後に費用を払わないまま病院から消えるなど、後味の悪いケースも目立ってきた。
 新たな命の誕生を支え、妊婦や家族とともに喜びを分かちあう。そんな産婦人科医としての醍醐味は薄れ、報われなさがしだいに気力をそいでいった。

 厚生労働省によると、全国の医療施設で働く産婦人科医は10074人(06年)。この10年で10.6%も減少した。167人(同)いる岡山県内でもやはり同時期で10.7%の減。医師の高齢化や産科を希望する医学生の減少が背景にあると言われる。
 井上さんのように「産婦人科」を掲げながら分娩を扱わない医師も増加する。仕事に燃え尽きたり、医療過誤訴訟の多さなどを敬遠しての「分娩離れ」が、現場の人手不足を一層深刻にしている。
 岡山県内で分娩を行う病院・診療所の数は1996年の76施設から、05年には52施設と3割も減少した。

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中國新聞 〔平成19年3月17日(土)掲載〕
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中國新聞 いいお産 考

 第2部 支える人たち

4.オープンシステム
- 健診・分娩 役割を分担 -

高次施設と診療所連携


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  妊婦に安心感 医師負担も減

 「二つの病院の『いいとこ取り』をさせてもらった気がする。いろいろな意味で安心でした」。二月に岡山大病院(岡山市)で長女を産んだ森ありささん(25)=岡山市=は、そう振り返る。
 森さんが選んだのは、「周産期オープンシステム」。かかりつけの診療所などで健診を受け、総合病院で出産する新たな仕組みだ。しかも、分娩(ぶんべん)時には、岡山大病院のスタッフに加え、妊娠中にずっと健診してもらっていた近くの井上産婦人科クリニックの井上隆医師(55)が立ち会ってくれた。
 「よく知っている井上先生がいてくださるのか、そうでないのかでは、気持ちが全然違う」と森さんは振り返る。加えて、クリニックは大きな総合病院に比べて待ち時間が少なく、便利。岡山大病院は分娩の緊急時に十分なスタッフと設備で対応してもらえる心強さもあった。

▽緊急の手術に集中

 岡山大病院が二〇〇五年十二月に着手したオープンシステムで、これまでに四十一人が出産。妊婦にはおおむね好評だ。
 このシステム、実は産科医師不足の対策としての意味合いが強い。身近なクリニックが妊婦の健診を行い、母子の生命にかかわるような緊急処置にも対応できる総合病院が分娩と、役割を分担。互いの負担を減らそうというわけだ。
 総合病院の医師にとっては、妊婦健診が減ると、緊急手術などに集中できるメリットがある。中小規模の病院の医師にとっては、スタッフや設備の整った総合病院での分娩立ち会いは、技術的にも精神的にも負担感が和らぐ。
 岡山大病院のオープンシステムには、周辺の十五病院・診療所の医師二十一人が登録している。森さんを担当した井上医師も、その一人。七年前に市内のビル内に診療所を開業するまでの三十年間、分娩介助の最前線にいた経験がある。「医師が一人の診療所では、とても分娩を扱えないが、大学病院の協力があれば可能。今までの経験を生かせるのはうれしい」と井上医師は新たな仕組みを歓迎する。
 「お産の『安全神話』が広がる中、医師一人で分娩を担うのが難しくなっている。オープンシステムは、その対策の一つ」と岡山大医学部産科婦人科の平松祐司教授は説明する。「安全神話」にこたえなければならないという医師たちの強迫観念は強い。

▽「安全神話」が重圧

 赤ちゃんが生まれるときに死亡する確率「周産期死亡率」は、日本は世界で最も低い。〇五年は千人当たり四・八人。戦後まもなくは、千人のうち四十数人が亡くなっていたが、産科医師たちの努力などにより、死亡する赤ちゃんは激減した。
 しかし、同時に、「無事に生まれて当たり前」との「安全神話」を産む人たちにもたらした。それは、医師たちにとっては、「絶対に無事でなくてはならない」との重圧になる。「緊急時に少しでも早く、設備やスタッフの充実した高次施設へ」なら当たり前だが、「ならば最初から高次施設で分娩を」というのが、オープンシステムの別のとらえ方でもある。
 広島県立広島病院(広島市南区)も、昨年夏から周産期オープンシステムを始めた。市内と近郊の七つの産科施設と連携。これまでに三十人の妊婦が、このシステムを選択している。岡山大病院とは異なる「セミオープン」形式で、健診施設の医師は、分娩には立ち会わないが、「役割分担」の考え方は共通している。
 同病院の上田克憲産科部長は「医師不足の対策としても、妊婦の安全、安心のためにも、このシステムは有効。今後の分娩の一つのスタイルになる」とみている。しかし、その一方で、「安全な分娩態勢をつくればつくるほど、『安全神話』を強固にしてしまう。お産が決して安全ではないことを、産む人たちにどうすれば分かってもらえるのだろうか」。医師たちのもどかしい思いは消えない。

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■ 広島・岡山などで試行 ■
厚労省のモデル事業

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かかりつけ医 立ち会いも

 岡山大病院(岡山市)や広島県立広島病院(広島市南区)で実施している「周産期オープンシステム」は、広島、岡山県を含む七都県で、二〇〇五年度から三年間、厚生労働省のモデル事業として試行されている。
 広島、岡山両県では、次のような仕組みになっている。妊婦は、妊娠二十週ごろまでに、かかりつけの産婦人科医師の紹介状を持って、「オープン病院」の県立広島病院や岡山大病院で受診し、分娩を予約する。
 その後は、かかりつけの産婦人科で健診を続ける。出産間近の妊娠三十四~三十六週からは、オープン病院で健診し、オープン病院で出産する。産後一カ月の健診は、どちらの施設でも受けられる。
 かかりつけの産婦人科医師が、分娩に立ち会う「オープン」形式と、立ち会わない「セミオープン」形式がある。岡山大病院の場合、これまでに出産した四十一人のうち十一人がオープン形式だった。県立広島病院はすべてセミオープン形式にしている。

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2007.3.17
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リビングおかやま (岡山リビング新聞社)
〔平成21年2月14日(土)掲載〕
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「月経困難症どうしていますか?」
きちんと知っておきたい、月経のこと


「女性と健康」シリーズの第11回です。月経は女性にとって、当たり前のようでいて不思議も多い、ちょっと神秘的な存在。月経がつらい時、「自分だけ?」と不安になったり、「仕方ないことだから」とひたすらに我慢していませんか?今回はリビングファンを対象に月経困難症についてのアンケート調査を実施しました。井上産婦人科クリニック・井上隆先生のコメントとともに紹介します。
(リポーター・山田美穂)

Q1 月経がつらいと感じることはある?
Q2 婦人科を受診してみようと考えたことはある?
Q3 どんな症状がある?
* セルフケアのコツは?
* 病院での治療の実際は?

2016年07月31日